業務用エアコンの中でも床置き型と呼ばれるものは、オフィスや店舗に取り付ける汎用機と、工場などの大容量の能力が求められる場所に取付ける設備用の2つの種類のものがあります。業務用設備用エアコンの場合には、耐久性や耐熱性に優れているものであり、生産ラインにおけるタイ人の空調や、油煙発生の多いところ、粉塵が発生しやすい場所、温度や湿度を安定させたい現場などに採用されることになります。能力は小さいもので5馬力から、大きいものとなるとなんと100馬力になるものもあります。そして床置き型のラインナップの1つに、スポットエアコンと呼ばれるものがあります。
業務用床置き型エアコンではありますが、完全に取付けるのではなく、キャスターが付いているので移動ができます。本体の上の部分のダクトから冷風が出てくる仕組みです。局所空調が目的なので、室内の温度を下げるよりも、冷やしたい人や物に直接当てた上で快適性を得るものです。冷房だけで、こちらは暖房の機能は持ち合わせていません。
床置き型はこのように能力を始めとし、機能や性能、構造等において、幅広いラインナップを持ち合わせています。狭いところから大空間まで、多くの目的で採用されている形状と言えるでしょう。工事費が安く済ませられる、メンテナンスが簡単そうなどの理由で床置き型の取付けを検討する人もいますが、本来の目的をよく考えて、取付ける上で検討する要素をクリアにして決定する必要があります。
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